「好き」のパワー
「大人の人はなんか…
子供の「なにかを好き」って風船があったら
それをつぶしてあきらめさせても
「好き」はこう横に逃げて
ちがうなにかを好きになるって
思ってはる気がする気がするんですけど
なりませんよ
つぶれて しぼんで
あんなにあった「好き」のパワーがなくなるだけ」
子供の時、大人から
「好き」よりも「役に立つこと」で生きるように言われたことがある。
だから自分の好きだったこと、
絵をかいたり物語を作ったり、
本を読んで想像したりすることは、
てんで役に立たないもので、
私はそれを、いつもこっそりと続けるしかなかった。
でも大人になった今ならわかる。
なんであの時、自分の「好き」を信じてあげなかったんだろうと。
誰に笑われても認めてあげなかったんだろうと。
なぜなら生きるためには、
やっぱり「好きなこと」が必要だからだ。
大人になって、
苦しかったり辛かったり、大変なことを味わうたびに、
「好きなこと」だけが自分を生かしてくれるのだとわかるから。
得意なことじゃない。
役に立つことでもない。
生きるために必要なのは、
「好きなこと」だ。
誰かの「好き」は、誰も否定しちゃいけない。
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