みんなちがって、みんないい
みんなちがって、みんないい
『金子みすゞ童謡集』わたしと小鳥と鈴と
学生のころ、
みんなと同じ方向を向いて、
同じように考えて、
同じように行動することが苦手だった。
おとなしくて真面目な性格なのに、団体行動が苦痛なことを
ばれないように気を遣い、つかれてしまった。
「自分は他の人とは違うんだ」とひどく落ち込んだ。
小鳥は地面を走らない。鈴は歌を覚えない。「私」は空を飛ぶ必要はない。
みんなが「違う」のは当たり前のことだ。
大事なのは「特別な何かの才能」を見つけることじゃなくて、
「自分には何ができるか」を知り、どうすれば活かせるかを探すことなのに。
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『金子みすゞ童謡集』
大正時代を生きた女性の、鋭い視点とやさしさにあふれた珠玉の一冊