ONE PIECEに学ぶこんな生き方してみたい⑫
ONE PIECE 24巻
「笑われていこうじゃねェか高みを目指せば 出す拳の見つからねェケンカもあるもんだ!!!!」
黒ひげ
この言葉の意味を、当時中学生だった自分は、理解することができなかった。
ベラミー一味にボコボコにやられるルフィとゾロに、
「なんで戦わないの?絶対二人ならこんなやつらに勝てるのに!」
と憤っていたことはよく覚えている。
十代のうちは何度読み返しても、納得しなかった。
それから数年後、別の漫画を読んでいて、ふとこのセリフを思い返したのだ。
その時、その漫画の主人公(いつか記事にしたいから今は伏せておくけれど)は、ある意味『戦わない』という選択肢をとった。
戦わないと言うことは、負けると言うことではない。
そもそも、戦う理由がなくて、だから相手に抗う必要もなかったのだ。
夢を語る人に「そんなの無理だよ」「現実をちゃんと見なよ」と言う人たち。
それがベラミー達だったのだが、
その人たちに、いくら言葉を尽くして、あるいは拳で「そんなことない!」と伝え、ねじ伏せたところで、何の意味もないのだ。
だって、自分は夢を信じているし、他人にとやかく言われて消えるようなものじゃない。
夢を見るのに、他人からの評価や評判なんて関係ないのだ。
ああ、そういうことかと、腑に落ちたとき、改めて読みなおした。
わかって読むと、これまたすごい楽しい。
ページをめくる手が全然止まらなくて、そこから空島編を一気に読み返すくらい。
この「腑に落ちる」という体験、理解力の乏しい自分はしょっちゅうあるのだが、何度味わっても楽しい。
何より十数年もこういう風に楽しませてくれるONE PIECE、やっぱすげェな、と思う。
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