映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の中の、女の人生
自分の人生をどう生きるか
料理と掃除
子育てなんかより大切なのは生き方よ
お茶わんを洗うだけの人生なんて
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
2011年 イギリス製作
昔、女性たちは自分たちの人権を獲得するために戦った。
そして今、男女平等の社会が世の中に広がっている。
だからそう、この若きサッチャーがプロポーズの席でこう言って泣いたように
昔の女性たちの多くがこうして涙を流して戦ってくれたから今の社会がある。
そう思っていた、社会に出るまでは。
僕がまともじゃなかったのか、家庭内での差別は如実にわかっても、
社会で起きている差別のことをほとんど知らなかった。
今も女性が立たされる場所は、舗装された大都会どころか、荒波のかぶる断崖絶壁の上だ。
今では女性だけではなく、若者もそうなのかもしれない。
社会に出てみると、どうやら平等なんて幻想だと言うことを思い知る。
もちろん、昔よりは確実に変化しているだろうが、
特別優秀で、特別美貌を持っていて、柔軟で超がつく前向きな女性なら、あるいはこの荒波を超えていけるかもしれない。
しかし大多数の女性は社会の中からうっすらと不当に扱われて、こう思う。
「ああ、専業主婦になってこのわずらわしさから解放されたい!」
あんなに過去の女性たちが努力して手に入れた自由への切符を、
そうして泣く泣く、あるいは乱暴に破り捨てていくしかないのが、
今の社会の現状だった。
サッチャーは本当に、とびぬけた逸材だったのだろうと思う。
四半世紀前に、女性が「子育てなんて」と言い切ったところがすごい。
そして様々な評価をもらいながら、生きた。
その人生は、確実に歴史に名を残している。
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