「残念ながら私にはその運がありませんでした」
宇宙飛行士になれる人っていうのはその素質だけじゃなく
実は 強い運も持ち合わせているんです
残念ながら 私にはその運がありませんでした
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僕はくじ引きが好きじゃない。
「おみくじ」がギリギリ許容範囲で、
家族のみんながいそいそと宝くじを買う姿を不思議に思ったくらいだ。
くじはまさしく「運」
運とは、自分でどうにかできるものではない。
どうにかできないものに自分の大事な時間を割くのはもったいない。
そう思っていた。
だけど世の中には、
「めぐり合わせ」としか思えない出来事が起きるのも事実だ。
たとえば、自分の人生を左右するような大きな出来事が
「運」で決まってしまうなら、僕たちはなぜ努力するのだろう。
その努力が実らない可能性があるところに、どうして向かって行けるだろう。
「私には 運がありませんでした」
こう聞くとネガティブな印象を受けるけれど、
この言葉を「口にできる」というポジティブさに僕は驚いた。
きっとたくさん努力して、努力して、それでもだめだった。
その夢に「届いた」人と「そうでなかった人」との違いはなんだ。
そう思い悩むこともあったと思う。
「簡単に諦め切れるなら、そんなの夢じゃない」
夢に届いた宇宙飛行士はそう言った。
だけど、この言葉にはこういう意味も含まれていたのか、と思う。
努力して、努力して、必死に手を伸ばして、
それでもだめだった時、
納得できなくて、鬱々と過ごす日々を乗り越えたとき、
そこにいるのは、ただ「夢に届かなかった人」じゃない。
「夢に向かって精いっぱい頑張った人」なのだ。
一生懸命努力して、それでもだめだった時。
それでも自分を支えるのは、
「一生懸命努力した自分」なんだろうなと。
だから人は、努力するんだ。
そこに届いても、届かなくても、
運があっても、なくても。
「自分は精いっぱいやったんだ」と思えるなら
きっと運を超えて、前へすすんでいけるはず。