愛されたこと、愛したこと
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。
辻仁成『サヨナライツカ』
この言葉の真意を、ここ数か月考え続けているのだけれど、
結局答えが出ませんでした。
「愛されたことを思い出すヒト」は幸福でしょう。
自分の人生で、一度でも他人から「愛される」というのは、それは素晴らしい経験だと思います。もしすでに失ってしまっていたとしても。
「愛したことを思い出すヒト」は幸福でしょう。
愛すると言うことは、人生をかけるほどの情熱だと思います。それだけ愛することができるものに出逢えるなんて、とてもラッキーです。
何も愛せずに死んでしまう人もいるのですから。
そう思うと、結局どちらのヒトも幸福ではないかと思ってしまいました。
死ぬ間際、後悔や心残りではなく、「愛」を思い返せる人生は、すごく幸福だと僕は思うのですが、
それではこの言葉の真意は果たしてなんだろうか?
みなさんはどう思いますか?
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