新しい扉
ひとつのドアが閉まると、別のドアが開く。しかし、私たちは閉まってしまったドアをずっと後悔してみつめているので、私たちのために新しいドアがすでに開いていることに気付かない。
2020年、これまで「当たり前」にあったことが次々と変化している。
変化せざるを得ない状況になっている。
まるでいつまでも開いていると思っていたドアが、突然目の前で閉じてしまったかのように。
ドアが開かなくなったことは悲しいことでしょうか。
私たちはそのドアの前でじっと開くのを待っているしかないのだろうか。
いまもしかすると多くのヒトが、この言葉のように、閉じてしまった扉の前で後悔しているかもしれない。
自分もその一人だ。何か間違えたたんだろうか、どうして閉じてしまったんだろうか。
そんなことを考えながら、いつまでも、ドアの前で立ち尽くしている。
ヘレン・ケラーの前にはどんな扉があったんだろう。
幼いころ高熱で視力と聴力を失った彼女の前には見える、聞こえる、しゃべる、三つの扉が閉じていた。
彼女はその扉の前で後悔したのかもしれない。
しかし、一人の教師との出会いが、彼女の運命を変える。
新しい扉が開いているのを見つけたのだろう。
目の前の扉が閉じたとき、別の扉が開いている。あとはその、開いている扉を見つけるだけだ。
大事なのは、必ず他の扉は開いているということ。
どこにも行き場がないということはない。
きっと、新しい扉が、ちゃんと目の前にあるはずなのだ。
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